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東京女子医科大学足立医療センター

​小児科教授 松岡尚史

愛知県立千種高等学校普通科卒業(15回生)
新潟大学医学部医学科卒業(D63)
Research fellow, Gothenburg University Growth Research center

日本小児科学会 専門医・認定指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医  評議員
日本小児内分泌学会 評議員 ガイドライン委員
日本成長学会 理事

当科を受診される患者およびご家族の方へ

私たちが担当当科を受診される患者およびご家族の方へする医療圏は東京都城東地区(足立区、荒川区、葛飾区、北区)であり、これらの地域の周産期医療を守り、そこで生活している全ての子どもの成長と発達を支援していくことが責務と認識しています。救急外来等を含む一般外来に加えて、専門外来は6つの専門グループ(内分泌・糖尿病、アレルギー、神経、腎臓、循環器、血液・腫瘍)に分かれて担当しています。各診療グループ間の連携と協力により、子どもの全ての疾患に対して専門的かつ総合的に対応できる体制を整えています。また、発達心理外来を併設し、4名の公認心理師とともに神経発達症のお子さんへの対応にも力を入れています。どんな小さな事柄でも、安心して受診できることをお約束いたします。

小児科医師を目指す前期研修医、医学生の方へ

たち小児科医は未来を担う子どもたちの健康を支えるという重要な役割を果たしており、その高い使命感に動かされ日々の診療と研究に従事しています。小児科医には、広い総合性と高い専門性が求められます。子どもの病気すべてに対応するために、小児診療の統合力を基盤として内分泌代謝、血液/腫瘍、アレルギー、腎臓、消化器、呼吸、循環器、神経、臨床遺伝、心理、新生児、小児外科などSubspeciality領域の専門家が融合した「チーム」として当科では診療に臨んでいます。
 

2018年度から日本専門医機構と日本小児科学会が連携した新しい「専門医研修制度」が始まりました。当小児科(専攻医)プログラムは、日本専門医機構と日本小児科学会の承認を受けています。初期研修修了した専攻医は、当基幹施設が策定した教育プログラムに則り3年間の研修期間内に東京都、埼玉県、千葉県の各研修病院をローテーションしながら小児医療の基本的技術と経験を得ることで統合力を身に付けます。さらに入局4年目以降小児科専門医取得後は、内分泌代謝、アレルギー、小児神経、消化器などのSubspeciality分野を選択し、各専門領域のエキスパートを目指して専門研修と研究を続けています。一環として高度専門医学研修のため国内外派遣、基礎研究のため海外大学・研究所への留学など、各自のキャリアアップに合わせた環境を提供しています。

その1つの成果として、過去4年間に博士(医学)号を有する6名の医局員が誕生しています。

 

私自身は、Gothenburg University, Growth Research Center(Sweden)での研究に専念した期間を除き、診療と研究を両立するphysician scientistとして、一小児科医としての多忙な日々を送ってきました。しかし、その両方の視点を学ぶことで、どちらかだけでは届かなかった症例理解や研究着想を得ることができました。ぜひ、診療と研究がもたらす好循環を実感してほしいと考えています。一人一人へのきめ細かい教育システムが当小児科の特徴であり、専攻医には救急医療から在宅医療まで小児科専門領域すべてにおいて最良・最新の小児科学を提供いたします。多様なロールモデルをもとに、みなさんのキャリア形成をともに考え、成長をサポートしていきます。

 

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