先輩医局員からのメッセージ
三田先生 (2015年卒)
こんにちは。入局7年目になります。
当科では、大学病院でありながら、市中病院でみるような一次救急から三次救急の重症例まで幅広く診療が可能です。
小児では急性期疾患が多く迅速な判断が求められる場面が多々ありますが、自ら症状を訴えることが出来ないこと等から成人科と違った難しさがあります。基本的には研修医の先生にファーストタッチをしてもらい、何事も自ら経験しながら、屋根瓦式に指導を行います。
また、各分野での指導医がいて大学病院ならではの専門性の高い診療を行っております。そして、自ら調べてプレゼンするということをはじめ、学会発表や論文投稿といったアカデミックな指導も手厚いです。
女性医師が多く出産後も第一線で活躍されている先輩方が多くいらっしゃいます。
雰囲気としては、部長から研修医まで誰とでも気軽に相談できるようなアットホームな医局です。コメディカルのスタッフとも仲が良く、とても働きやすい環境です。
後期研修先を決める際は、大学病院と市中病院のどちらの側面もあり、幅広く経験と勉強ができる当科に魅力を感じました。入局後は、先輩方の細やかな配慮やアットホームな雰囲気の中で、一年間の総合病院出向と半年のNICU研修を経て、手厚く育ててもらったと感じております。
現在は一般診療に加え、サブスペシャリティとして呼吸器を選択し、喉頭気管気管支鏡検査・在宅人工呼吸療法・急性期疾患の対応・外来診療などのを中心に充実した毎日を送っています。呼吸器研修先として全国から多く医師を受け入れている当院新生児科の先生方とも連携し、希少疾患の診療に携わり、勉強会参加等もさせて頂いています。
少しでも興味があれば、見学にいらして下さい!一緒に楽しく働きましょう!
高橋先生 (2016年卒)
当院での研修ではcommon diseaseから稀な疾患まで幅広く経験できるという特徴があります。大学病院であることから、地域の医療機関から診断や治療が難しいとされた症例が紹介されてきます。そういった入院症例を上級医とともに診療することで自然と小児科医として身につけるべき知識を得ることができます。また早期から小児科専門医取得後のサブスペシャリティ選択も見据えることができ、充実した研修ができる環境です。
長田先生 (2017年卒)
私は群馬大学を卒業後、千葉県の市中病院で初期研修をしました。足立医療センター小児科は、大学病院でありながら胃腸炎、気管支炎のようなcommon diseaseへの対応も日々学ぶべること、親切かつ診療に対してどこまでも熱心な先生方に魅力を感じ、入局を決めました。
1年半を大学病院、半年を当院NICU、1年間を戸田中央総合病院で研修しました。PICU研修はありませんでしたが、重症例も含め幅広い分野の疾患に触れることができます。後期研修医にとって最もプレッシャーとなるのは当直だと思いますが、大学病院での研修期間は上級医との2人当直となります。入局後すぐに1人当直となる病院も多いので、とてもありがたい環境だと思います。当直明けも午前のみで帰れるよう先輩方が気を配ってくれました。オンオフははっきりしています。
大学病院の研修中は病棟担当となり、定期的な外来研修はありません。しかし戸田中央総合病院での研修中は週1回の外来診療も担当となり、入院で担当となった子のフォローなども経験することができました。
集中治療を要する症例、血液•腫瘍系疾患、川崎病以外の循環器疾患などの分野は比較的症例が少ないです。ただ、呼吸器、アレルギー、神経、腎、内分泌といった分野の疾患は、専門医から指導を受けながら学ぶことができます。専門医試験に必要な症例は、苦も無く経験することができました。
2022年から病院は足立区に移転しました。都心の華やかさは無く、正直に言って規模の大きな医局ではありませんが、堅実に、着実に小児医療を学ぶことができます。興味を持ってくれた方、是非一度見学に来てくださいね。
岡崎先生 (2017年卒)
東京女子医科大学附属足立医療センターは東京女子医科大学の分院です。ほかに千葉県の八千代医療センターがあります。小児科は普段はそれぞれで独立した医局で運営しています。そのため、教授・部長クラスの先生から後期研修医まで比較的距離が近くアットホームです。後期研修はハードな部分もありますが、距離が近いので親身になって相談に乗ることができます。後期研修を完遂するには重要な部分かと思います。また後期研修終了後もさまざまなサブスペシャリティの選択肢から専門を選ぶことができ、希望する分野を極めることができます。