【診療内容】
・学校検尿で血尿・蛋白尿で紹介となった児の精査・フォロー
・ネフローゼ症候群、IgA血管炎後の腎症、溶連菌感染後糸球体腎炎
・水腎症、片腎のフォロー。中には、小児外科で手術後の児も、小児外科と一緒にフォロ
ーしています。
・夜尿症、遺尿症

【専門医・研修病院】
小児に特化した腎臓専門医はまだありません。
日本腎臓学会の腎臓専門医についても、今後新専門医制度になった場合に基本領域が小児
科の医師がこの専門医を取得できるのかが、現時点では決まっておりません。
研修病院としては後期研修終了後に、東京女子医科大学病院（本院）の腎臓小児科での研
修が可能です。その場合、当科でできない腎生検～その後の病理の勉強や、末期腎不全の
患者さんの腹膜透析・血液透析、移植などの勉強が可能となります。

【メッセージ】
腎臓外来は、学校検尿で精査になった児や水腎症の児など、普段の生活では何も症状が無
く生活している方が多く来院されます。ほとんどの児は生活に注意点が無く、そのことを
ご家族に丁寧に説明していくことが大事になります。
また、当科に来院される夜尿症の児は、ADHDを含めた発達症の方が多く、その診察も必
要になることがあります。
いずれにせよ、長期的なフォローを要し、全身的な診察・問診をする機会が多く、児の成
長を見守れる分野になります。